世間ではオミクロン株大流行でまん延防止措置が慌ただしかったり、パチンコ業界的には1月末の旧規則機撤去やそのタイミングでのパチンコホール閉店アナウンスなど明るい話題が少ないように感じていますが、1月24日からの新台入替での大注目機種である「Pとある科学の超電磁砲」を打ってきたので思ったことを書いておこうと思います。
一応ですが、超電磁砲と書いてレールガンと読みますが、こうやって文章にしたり記事タイトルを打ち込む都合上どうしても「ちょうでんじほう」と言葉が出てしまいます。
版権自体のお話をすると、一昨年に導入された「Pとある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品であり、禁書目録が主人公「上条当麻」視点の物語がメインだったのに対して、そのヒロインの一人である「御坂美琴」やその周辺人物に焦点をあてている作品。
原作となるのはマンガですが2009年から2020年までの間にアニメが3期作られており、若者からすると禁書目録は知らずとも超電磁砲は知っているという人も多いため、前作よりも更に若者をターゲットにした作品と言えるかと思ってます。
アニメ作品は
- とある科学の超電磁砲
- とある科学の超電磁砲S
- とある科学の超電磁砲T
の3作品ですが、パチンコで使われているのは1期・2期となるSまでで、3期要素はほとんど入ってないです。
Pとある科学の超電磁砲 スペック
【スペック】 低確率:1/239 右打ち:1/68 (初回後のみ1/163) RUSH突入率:49.7% RUSH継続率:79.5% 2連目突入率:48.2% 特図① 8R 7% 400個 普図抽選100回(1/68)(引き戻し確率約77.3%) 8R 93% 400個 普図抽選100回(1/163)(引き戻し確率約46.0%) 特図②(3回分放出) 10R 10% 1,500個 普図抽選3,000回(1/68)(引き戻し確率約100%) 10R 10% 1,500個 普図抽選100回(1/68)(引き戻し確率約77.3%) 2R 80% 200個 普図抽選100回(1/68) (引き戻し確率約77.3%) 初回突入時期待度 5,650個 平均出玉 2,813個
引用:注目機種の先取りPICKUP「Pとある科学の超電磁砲」 -元ホール営業部長S氏の注目機種診断- | ぱちレボ! (pachirevo.com)
1種2種機の中でも、藤商事さんが意欲的に開発を続けてる特殊スペック・変則スペックの時短突破型と言われる今作ですが、視覚的にも情報量的にも一番正確であろうサイトからスペックを引用させてもらいました。
RUSH突入までのゲーム性
初当たり引いたらとりあえず右打ちしてればいい!といえばそうなのですが解説を加えると、
初当たりは必ず6ラウンドでそのうち7%(7図柄当たり)のみRUSH直行で1/68の確率を時短100回以内に当てるゲーム性へ、残りの93%は1/163の確率を時短100回以内に当てるゲーム性へと、時短中の確率が2つあるという部分が変則的になってます。
一部のマニアックな人向けへと説明すると、実際には1/68で抽選してますが非RUSH中は当たりの一部が電チュー入賞が不可能かつ演出上もわからない速度で開放されるので実質大当たり確率が1/163となっているようです。
RUSH突入後の大当たり
大当たりについても変則的なシステムが導入されてます。
実際は普図抽選と言われる右打ちでの大当たりをするとVを狙え表示が出てから大当たりが始まりますが、演出上6ラウンド~30ラウンドまで存在している様な見せ方での大当たり消化になります。
実際には1G連的に3回の大当たりが発生しており、1回の当たりが2ラウンド(80%)と10ラウンド(20%)となっておりその振り分けによって大当たり中にある種の上乗せ的演出で告知・消化を行っていきます。
わかりやすく表記すると
右打ち大当り時 | |||
---|---|---|---|
R | 電サポ | 払出 | 割合 |
4R×3 | 時短100回 (1/68) |
約650個 | 50.4% |
4R×2 10R×1 |
約2000個 | 38.8% | |
4R×1 10R×2 |
約3350個 | 10.0% | |
10R×3 | 約4700個 | 0.8% |
引用:Pとある科学の超電磁砲(レールガン) パチンコ 新台 スペック 保留 演出 信頼度 評価 | ちょんぼりすた パチスロ解析 (chonborista.com)
更に変則的なのがRUSH中大当たり後の時短回数で、3連続する大当たりの最後が10ラウンドだった場合の50%でほぼ次の大当たりが決まる時短3000回に突入します(大当たり全体としてみると10%)
という時短突破型×ラウンド振り分け×RUSH時短振り分けという、平均ただけではわからない荒れに荒れるスペックとなってます。
超電磁砲実戦記(ハイライト)
打ったんで感想とか諸々書きたいとこなのですが、上記でも「荒れに荒れるスペック」と書くほどに私自身もマイナス方向に荒れまして…
スペックだけでなく、演出面でも悪い方に全部傾いてみたりと「無の境地」にまで到達して通常時「ラッキーパトモード」を選択するまでに…
ということで、新台初日の確保抽選を突破して実戦開始から書いてみたいと思います。
初当たりまで
新台を確保→開放時間到達で打ち初めて10回転目。
なかなか回るなと思いつつも保留変化で「アンチスキル保留」が出現し、該当保留消化中にボタン長押し演出からピンクへ昇格。
基本的な保留色の強さは「通常→青→緑→ピンク→赤→金」とのことである程度の期待をしていると、真性変態モードへ突入し保留も更に赤色へ変化。
昨年10月以降、ジャグラーでの勝ち逃げ1回以外の勝ちがなくほとんどが投資がかさんだ後にRUSHや確変非突入という、前向きに捉えたら期待値を積んでたのでその開放時期かなと思ったのですが、AIMバーストリーチへ発展してあっけなくハズレへ…
210回転も回る良調整だなぁ~と思っていたら、12k目の250回転で通常保留から急に人形図柄が3つ並んでVSアイテムリーチへ(油断しすぎてて写真とか撮れなかったです)
VSアイテムは人形図柄が3つ並んだ際に発展する特殊リーチでリーチした回数分だけバトルをして一人でも勝てれば大当たり(1~4回で4回目のバトルは当確の模様)
見事に3人目まで発展して大当たり・・・をするも見せ場もなく時短スルーで通常へ
やっとRUSHに到達するも…
— パーラーフルスロットル (@parlourful) January 27, 2022
持ち玉も使い果たして現金投資に戻ってから発生したブーケ保留。点滅保留登場で画面上にブーケが登場して点滅保留の消化直前にブーケが落ってきて保留に刺さると昇格して期待度約80%となる、超電磁砲最大クラスの期待度を誇る演出。
キレイに刺さってくれると保留がウエディング御坂保留になってくれます。
こちらは当然のごとくVS駆動鎧リーチに発展して大当たりへ。
カードパック保留から赤が出てきて大当たりへ。
無事に2R×3=6ラウンドをゲットして時短駆け抜け…この日は持ち玉とクレジットしてある金額を消化して終了。
熱い演出を外しまくりながら時短スルーを繰り返して無の境地へ
翌日以降、熱いとされる演出をほとんど外すという「確定以外信じられない」ゾーンへ突入しました…
上げたらきりがないくらいなんですが、4大激熱予告のLEVEL5予告やストーリーリーチは見ることすら出来ませんでした。
以下、期待してて外れたモノ全集。
最強御坂ZONE・金イルミ・赤保留・超電磁フリーズZONE・入賞時ブルブル音・ブーケ保留、とりあえず熱いとこ全部否定した感じになりました。
ここまで来ると演出が何も信じられなくなるのですが、その間に保留チャンスモードもやってたのでついに「ラッキーパトモード」を選択して通常時を消化。
ラッキーパトモードはわりと昔から藤商事機種に搭載されている、消化時にラッキーパトを鳴らすボタン数が表示されて規定回数押すまでカウントされるというモード。
鳴らないとほぼハズレ状態になる反面、1回転毎にボタン数が変化するのでリーチ終盤まで行く場合は規定回数が多くなるので変動開始直後からある程度熱さがわかるといった感じ。
で、
2枚目の画像の中央上部を見てもらえればわかると思いますが、赤保留から超電磁ボタンまで行きましたがハズレ…
もう、ラッキーパトのキュイン音以外は信用できなくなってだいぶたってます…
が、死んだ目で15回くらいあるラッキーパトのボタン回数を消化しつつも何か演出を見ていたらまさかの大当たりへ。
その時のメモが
- 614回転
- 赤イルミ始動
- ガチャポン保留→赤
- 疑似3
- 次回予告
- 駆動鎧
- カットインデンジャー柄激熱文字
となっていましたが、たぶん終盤のデンジャーが強かったんだと思いつつ、ラッキーパト鳴らない状態での当たりという割とレア演出に満足しつつも時短を駆け抜けていました。
やっとRUSHをまともに消化へ
激熱演出もラッキーパトすらも期待できなくなってきた頃、ついにラッキーパト30回からラスト1回でキュインへ。
両画像とも上部を見てもらえればわかりますが、ラッキーパトが成功してVS御坂美琴系リーチでLIVEL3でも大当たりへ。
LEVEL4保留から無事に大当たりまでこぎ着けてRUSH突入をして連チャンへ。
とりあえず大当たり1回で約4700玉となる0.8%の大当たりは無理でしたが、10R×2回を含んだ3000発以上のボーナスを体感。
3回の大当たりを1つに見せていますが切れ目の様な違和感のある間がないのでスムーズに消化が可能です。
同様のコンセプトを目指したであろう、同じく藤商事のPフェアリーテイル2の2000発ボーナスとはだいぶ違う消化感があります。
更にはV入賞時のブラックアウトから突入する「一方通行ボーナス」まで。
発生確率が1%とも言われるRUSH回数∞(実際は3000回転)演出も見れました。
大当たり中は「超電磁砲RUSH EXREA」か「学園都市RUSH EXTRA」が選択可能。
前者は王道的な演出→リーチ→発展という流れ、後者はリーチ前演出が擬似回転的に回数を重ねる毎に熱くなる仕様で超電磁砲RUSHとは違うミニリーチ演出程度にとどめられています。
各RUSHは打ち手の好みによって選択できたり、通常時からあるノーマルモード・先読みチャンスモード・プレミアアップモード・ラッキーパトモードも併用できるため好みのカスタムが可能かなと思います。
ちなみに、一方通行ボーナスまで行ったリザルト画面です…
オススメモード
通常時のモードに関しては通常モードが推奨です。
昨今流行りの通常時アッサリ系の機種ではないという印象ですので、通常時もそれなりに演出がきます。
先読みチャンスモードは「先読みが熱い」というよりかは「先読みや保留変化に依存しないで当たる」という認識のほうが過度な期待からの落胆が少なく、ラッキーパトモードはとにかくセッカチな人や私のように激熱演出が悪い方に出すぎた方の箸休め的な利用方法かと思いました。
実戦感想とまとめ
演出はある程度禁書目録の流れを踏襲しつつ、ブーケ保留のように熱くなれる新規ポイントもあり前作を打っていれば、すぐに演出の方向性など理解できるかなと思いました。
変則的なスペックゆえの「変な間」や注意点というものもなく、打ち手側に変則がゆえのストレスを与えずに打たせてくれるのも好印象。
ただし、荒いスペックが故に天国と地獄がハッキリしやすいという点が打ち手を選ぶなと思いましたが、ライトミドル帯であるにも関わらず99999発という驚きのリザルト画面まで公開されているので一撃の夢は大いにあるのではないかと思います。
大手の情報サイトでも時短中の大当たり確率(1/163)の表記がなかったり・ホールの台上や台間のポップやラミネートなどでもそこに関する表記がなかったりで【「1/239」の通常時で当たりを引いてから、時短でも「1/239」を引き戻さないとRUSHに突入しない】と思えてしまう、スペックの楽しさを表現しきれていない対応が見られたのでホールの方はその辺を少し見直してほしいと思いました。
以上。