ここ数日某所でオンラインカジノの違法性に関する論議が行われていて、あまりちゃんと理解されていない感じもしているので、皆さんのご参考までにここにツイを残します。まず、日本の領域内から海外のオンラインカジノ(ギャンブル)に参加する行為は違法です。これは既に政府も明確な法解釈を示してる
— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) March 11, 2022
一方で、海外のオンライン業者が日本領域内に所在している人にギャンブルサービスを提供する行為には(ほぼ確実に)日本の法適用はないため、少なくとも日本の法律上は(現地法は別)違法ではないです。この点も僕は2013年の質問主意書で確認しようとしましたが、政府は巧妙に?回答を避けました。
— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) March 11, 2022
でオンライン業者が所在する現地法のお話ですが、アメリカの様にオンライン業者が所在する領域外から賭けを受け付けることを(部分的に)違法としている国や地域と、一方でそれを違法としていない国や地域があり、傾向としては大半が違法としていないのが現状。
— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) March 11, 2022
またフィリピンなどが代表的ですが、オンラインカジノを外貨獲得の手段として合法としてる地域も存在しており、フィリピンは内国人にはサービス利用を禁じている。要はフィリピンのオンライン業者は、政府施策に則って寧ろ海外にギャンブルサービス提供している立場。この種の国では明確に「適法」です
— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) March 11, 2022
私が常々日本政府に対して「海外オンラインギャンブルへの対策をすべき」と主張してるのは、海外業者の行為に違法性はないどころか、寧ろ国策として海外へのサービスを推進してる国や地域もあるわけで、オンラインギャンブルはNGとするのなら、日本側から適切なアクションを取らない限り対策はないから
— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) March 11, 2022
最近、オンラインギャンブルを提供しているオフショア業者が日本に大々的に乗り込んできている事例が増えていますが、「違法⇔適法」と(日本)社会的に「好ましい⇔好ましくない」の論議が入り乱れて、論議が混乱することが多いように感じます。この辺の理解がもう少し深まることを期待したいです。
— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) March 11, 2022
最近でいうと、例えばeスポチームに海外オンラインギャンブル業者からスポンサーシップの申し出が来るなんて例が頻出しており、よく相談も受けますが、僕は「アフィ契約の様な契約を結ばない限りは『違法ではない』です。受けるか受けないかは、寧ろチーム側の広告倫理規定しだいです」と答えます。
— 木曽崇@国際カジノ研究所:「飯テロ」注意報発令中 (@takashikiso) March 11, 2022