忘年会にお呼ばれされたので東京に前々々乗りして、最新台「ぱちんこ アズールレーン THE ANIMATION」を開放初日に打って来たので、その感想やスペックの解説でもしてみようと思います。
スマスロの話題が多い中、実質的な大当たり確率が「1/499」という特殊なスペックが好きな人からすると一度は打ってみたいパチンコ機ではないかと思います。
本機は変則スペックであり詳しいスペックも後述するが、
初当たり確率 約1/499
RUSH突入率 61%
RUSH継続率 約90%
右打ち中ALL9R大当たり
RUSH終了後は約40%でRUSHがループ
まずはこのようなスペックだと思っていただければ問題ないかと。
また本機は遊タイムを搭載しているが、通常時にヤメどきを気にする必要はない。
通常時のハマり救済的な役割であった今までの遊タイム搭載機とは違い、RUSHをループさせるための引き戻しゾーンの役割となっている。
ただし、RUSH終了後は”2Ror7R大当たり”するまでは、50回転で遊タイムに到達するRUSH再突入高確率状態(RUSHループチャンス)のため、RUSHループチャンス終了までは即ヤメ厳禁である。
アズールレーンのスペック
大当り確率 | 1/46.0(通常時) 1/41.0(高確率時) |
---|---|
ラウンド数 | 2or7or9R×3カウント |
確変突入率 | - |
SS RUSH継続率 | 約90%(次回まで確変の継続率100%とST継続率約85%の合算値) |
賞球数 | 1&1&3&6&15&14&15 |
大当り出玉 | 約84or530or700個(払い出し) |
電サポ回転数 |
0or86回転or次回までor174回転(遊タイム) |
通常時・7R大当り時
7R 次回まで 約61.0%
7R ー 約39.0%
SSRUSH中
9R 次回まで 約33.2%
9R ST86回 約66.8%
通常時
通常時は変則的な仕様となっており、2Rか7Rの大当たりが約1/41(or1/46)で当選しますが、一般的な初当たりとなるのは約1/499の7R大当たりで、7R当選時は61%でRUSHへ突入。
2R大当たり時は液晶での図柄揃いなどはなく、「明石ギフト」という演出が発生するし、その際にヘソ下にあるアタッカーを狙うことで”2R分84玉”の出玉を獲得できる仕様となっている。
7R当選時の告知は一般的なリーチ発展からの図柄揃い、リーチハズレ後に発展する「明石キュイン×2チャレンジ」、もしくは2R大当たり演出「明石ギフト」からのラウンド昇格演出(明石キュイン×2チャレンジ)で告知される。
ただ細かい仕様を理解する必要はなく、
通常時は「”約1/45の2R大当たり”で玉保ちを良くしながら、”約1/499の7R大当たり”を引いて、そのうちの61%でのRUSH突入を目指す仕様」だと理解していれば遊技に支障はないかと思ってます。
※朝一ラムクリア後、もしくは7R通常大当たり後は大当たり確率約1/46の低確率状態
RUSH&引き戻しゾーン
7R大当たりの61%で突入する「SS RUSH」は”簡単にいうと”電サポ86回転で大当たりを目指す、継続率約90%のSTタイプのRUSHとなっています。
これも通常時と同様特に気にする必要はないのですが、実際は”電サポ次回までの9R確変が33.2%”、”電サポ86回転の9R通常が66.8%”の振り分けとなっている。確変時に86回転内で大当たりしなかった場合はRUSH終了画面で「RUSH EXTRA」へ昇格し、電サポが継続する。
確変時状態と通常状態で大当たり確率は異なるが、確変時は次回大当たりまで電サポが続くので気にする必要はないので、RUSH中は約1/46を86回転以内に当てるSTだと考えれば問題ない。
電サポ終了後は引き戻しゾーンである「RUSHループチャンス」に突入し、”右打ち残保留4回転での大当たり”もしくは、”7R大当たりの一部”で「SS RUSH」に再突入。また、”50回転消化での遊タイム到達”でRUSH再突入期待度約98%の「RUSHループチャンスHYPER(時短174回転)」へ突入。
RUSH再突入のメイン契機は遊タイム到達になるが、3つの契機を合算してのRUSHループ期待度は約40%となっている。
本機の遊タイムは”低確率136回転消化で時短174回転”となっているが、通常時はほぼ潜伏確変状態のため遊タイムは発動しないが、「SS RUSH」終了時は低確率状態86回転消化が確定している(確変時は次回大当たりまで電サポが継続する)ため、50回転大当たりせずに消化すると遊タイムまでの規定ゲーム数到達となります。
※ラムクリア後、もしくは振り分け2.2%の7R通常大当たり後は136回転消化で遊タイムが発動する。ただ、7R確変RUSH非突入の振り分けがあるため、RUSH終了後以外の低確率状態を見抜くのは困難。
変則的なスペックのため、仕様を完璧に理解しようとするのは難しいですが「7R大当たりからRUSHに入れて」「90%継続のSTで出玉を増やして」「RUSH終了後50回転ハメればRUSHを引き戻す」の3つを抑えていれば違和感なく打てるかと思います。
パチンコ初のコンプリート機能搭載
スマスロ導入から話題となっているコンプリート機能ですが、アズールレーンがパチンコ初の搭載機となります。
MY95000発=一番負けているところから95000発の出玉が出る、もしくはその逆でもパチンコ台がストップします。
今後はスマスロだけでなくメダルパチスロ・パチンコ・スマパチにも全て搭載されることになっていますが、スマスロでもそうですが、ある種の突き抜けた出玉の証となっていて、一度は自ら達成してみたい「万枚・5万発」以上の目標だと思っています。
今までの京楽機種とは違った印象へ
通常時は京楽お馴染み+αの演出カスタムが可能。
「ノーマルモード」「先読み強チャンスモード」「入賞時フラッシュ信頼度アップモード」「ボタンブルブルモード」「先バレモード」の5つのモードから1つと
「Air-Vibモード」「P-フラッシュモード」「プレミアムモード」の3つモードから1つ選ぶことができる。(この3モードは選ばなくても良い)
また、機能面カスタマイズで「保3&保4バイブモード」もカスタムできる。
通常時は今までの京楽とは明らかに変わっており「必要以上に静かで無駄に発展しない」今どきのパチンコのトレンドを取り込んでいます。
ムラはあると思うが、通常時ノーマルモードで200回転消化してSPリーチに発展したのが1回だけで、先バレモードで1400回転消化したが、SPSPリーチへの発展も”先バレ・赤”が発生した時のみで、極端すぎるほどに発展しませんでした。
さらに、殊更今までとの違いを感じたのは”色保留”で、「青保留の次はもう赤保留」となっているのもポイントが高かったです。
もちろん色ではないバラエティ保留はあるが、今回の打った際は”青保留”からの昇格演出は全て”赤保留”になっていたので、保留昇格演出に今まで以上に期待が持てることは間違いかと思っています。
明石ギフト攻略打法(自己流)
通常時に頻出する2R大当たり「明石ギフト」は図柄停止後などにサッと始まるので煩わしさは無く、消化方法は左打ちでも右打ちでも問題はないようでした。
一応、私なりの少し攻略要素のある消化方法を紹介すると
- まず「明石ギフト」と表示されたら盤面左下にあるラウンドランプを確認する
- もし7Rのランプパターンであれば「SS RUSH突入濃厚 7R大当たり」なので右打ち
- 2RのランプパターンならRUSHの可能性がない(“明石キュイン×2チャレンジ”へ発展してもハズレ)ので、保留がなければ左打ち
- 保留が4つ溜まっていれば右打ち
左打ちだと時間がかかるしこぼしも多いが、アタッカーの開放時間も充分長くパンクの心配もないし、その後も打ち続けるなら左打ちでヘソ保留を貯めながら消化した方がお得だと感じました。
右打ちの場合、”1R・3個入賞×2”以上の余分な玉が全てムダ玉になってしまうので、”4個打って2秒止めて4個打って、足りなければ2個打つ”ようにするとムダ玉を少なく効率的に消化できる。
アズールレーン実戦記
打ち始め200回転ほどはノーマルモードで打っていたが、約1/499を当たるまで静か過ぎる演出を見ている事になるので先バレモードに変更し、保留3でバイブするので打ち出しを止めて明石ギフトが当たったら液晶チェック。
“先バレ・赤”が鳴ったらスマホを置いて演出に注目する。通常時はひたすらそれの繰り返しで、打ってみてわかったが最近の台の中でも、群を抜いて”ながら遊技”がしやすい。
先バレモードは“先バレ・赤”が発生するとSPSPリーチ以上に発展するが、打っていた際に”先バレ・赤”なしでのSPSPリーチ発展は1回もなかった。
約1400回転で7回発生し当たったのは1回といったところです。
隣も先バレモードで打っていたのでそれも参考にすると、おそらく先バレ発生率は1/200前後で発生時の信頼度は30%~40%だと思われます。
エンタープライズ演出が出たのは、大当たりした時の1回だけだったので本当にチャンスなのだろう。
大当たりした際の演出は、
先バレ発生→保留変化なし、ボックス獲得(大海戦SPSP)→疑似3・イーグル旋回予告エンタープライズ出現→SPから”大海戦SPSP・加賀”→カットイン・赤、最終ボタン覚醒ボタン
で、1図柄大当たりから「大海戦BONUS」当選→大当たり中にボタン連打赤エフェクトからRUSH獲得。
大当たり中は打ちっぱなしにすることで、オーバー入賞を高頻度で引き起こす仕様のため打ちっぱなし推奨かなと思いました。
RUSH中は4つのモードがあるが、基本的には即当たりや一発告知がメイン。
リーチ発展もあるが打ち出しを止めるほど時間がかかるリーチはないので、RUSH中も打ちっぱなしの方が”RUSH→大当たり→RUSH”のシームレスさを堪能できる。
もしムダ玉が気になるようであれば、1R目にV入賞させないとパンクしてしまう”ようなことはない”ので、こまめに止めても問題ない。
RUSH中の86回転は前半パートと後半パートで分かれており、前半パートで大当たりすると大当たりが継続しているような演出になるのも気持ちよさを感じさせてくれるポイントだと思いました。
実戦では、8連5351玉獲得で終了。(7R×1、9R×7)
RUSH終了時は終了画面のボタン押下で役物が落下すれば、次回大当たりまで継続する「RUSH EXTRA」へ突入する(前回が9R確変であったという告知)
ボタン演出失敗で、引き戻しゾーン「RUSHループチャンス」に突入し、「RUSHループチャンス」中は左打ちでの消化となる(即ヤメ厳禁ポイント)
50回転で大当たりしなければ遊タイム到達だが、残保留4回転分は大当たりすればRUSH再突入なので当たった方が良い、なので実際は残保留消化後の46回転を当てずに耐える今までとは真逆のゲーム性になります。
「RUSHループチャンス」中はセイレーンのセリフ演出からDANGER帯が出現すると終了のピンチ。
「ピュリーファイアーバトル」に発展し、回避すれば「RUSHループチャンス」が継続するが、2R大当たりの場合は即終了。7R大当たりの場合は復活演出が発生する。
実戦では残り36回転で2Rに当選し、「RUSHループチャンス」終了となった…
ちなみに投資は10枚目まで到達しての初当たりでした、人生で初めてです。
ホールでの確率表記や遊技説明の注意点
1/499という深さから、一日ツッパするか他の台で出たちょろっとした出玉で一発勝負するかと、一撃出玉を期待できる仕様であるとは思うのですが、その魅力を感じさせないホールのポップが気になりました。
私が打っていたホールのポップがこれなのですが、1/46という表記が間違っているとは言えないのですが不親切。
さらに言えば、1/46の大当たりだとRUSH突入率は61%にはなりませんし、ポップから実際のスペックを想像することは不可能かなと。
できることなら、「大当たり確率 約1/46」ではなく「7R大当たり確率 約1/499」にした方が親切だろうと思いましたし、昨今こういった特殊スペックなどに対応しないポップを堂々と掲げているホールが多いしもったいないなと思っています。
まとめ
通常時は今までの京楽機種にないくらい大人しいので、当たるまでは打つと決めている人にはとても快適な打ち心地。
その分、1~2万円までなど上限を決めて打つ人にとっては何も起きずにただお金が消えたと思うことが多くありそうなので、遊技機として良いことなのか悪いことのかは賛否や好みが分かれそうであると思いました。
変則スペックなのにも関わらず、”明石ギフト”のムダ玉に神経質にさえならなければ、通常時も右打ち中も特に煩わしさは感じなかったので、約1/499の超MAX機だと思って打っても違和感はないと思うので、導入ホールは先述したポップ類で機種の特性や魅力をもっとアピールしてほしいと感じました。
大当たり中も打ちっぱなしが推奨されていて、捻り打ちや止め打ちなどの技術介入の余地がないのもライトユーザーにとっては良い部分ではないかと思いました。
今回私は一撃性の高さを実感することは出来なかったのですが、隣の台は一撃14000玉のRUSH後にRUSHを引き戻してもう5000玉上乗せしていたので、重たい初当たり確率に見合ったスペックなのは間違いないと指を咥えてみていました。
そのうちパチンコ初のコンプリート機能発動報告も期待できると思いました。
以上。