赤坂akane

悔しいけれど、僕たちは何もできない。[赤坂の業界解体新書#2]

少し嫌な話を聞いたんだ。

その話は、パチンコをする人が減って業界がこれからもっと悪くなる、というような誰にでもかんたんに予想できる当たり前の話ではなくて、聞いたことを後悔し、悲しくなり沸々と怒りがこみ上げてくるような話。

だから、軽い気持ちでこのコラムを読もうとしているのであれば、少し考え直して欲しい。このコラムは気分を害してまで読まなければならないほど価値があるコラムではないし、そこまでして読んで欲しいとも思っていない。

 

僕がこのコラムで書いたのは、表現の自由がありながらも業界の顔色をうかがい、自由に表現することができない哀れな媒体や、「業界をより良くしたい」というような勘違いした抱負を抱いて、業界を汚染し、お金だけむしり取っていく人たちへ向けた提案。

そして、その提案を思いつくきっかけとなった、とある役員が起こした傷害事件について書いた。

 

空を見上げるように寝転んだ

とある営業マンが某ホール法人の役員に非人道的な扱いを受け、顔から血を流した。その役員は営業マンを人として扱わず、おもちゃとして扱った。

正しくはおもちゃとしても扱わなかった。ゴルフ用具。ゴルフのプレー中に営業マンの顔をゴルフのティーとして扱ったんだ。

 

僕はその行為がどういう経緯でおこなわれたのか、正確には知らないし、それを知る立場にない。

もしかすると営業マンが自ら好んで、「僕をティーとして扱ってください」とすがった可能性はゼロではないが、限りなくゼロだと思っている。

だから、役員が命令したか、または周りの人間がそうするように煽ったのではないか、と思っている。

その営業マンは嫌がったが、雰囲気に負けて、覚悟を決めたのだろう。地べたに頭をつけて空を見上げるように寝転んだ。

冗談であって欲しいと願ったに違いない、助けて欲しいと心で叫んでいたに違いない。

しかし、その想いは届かなかった。その役員は営業マンの顔にゴルフボールを置き、クラブをスイングした。クラブは顔にめりこみ、顔は血だらけになった。

顔にめりこんだクラブがドライバーかアイアンか、パターか、どのぐらいのスピードでスイングしたのか、顔のどの部位にめりこんだのか、僕はその場にいたわけではないので正確には知らないし、知りたいとも思わない。

顔がティーとして扱われている光景を想像するだけで悪寒が走るのに、これ以上のことを知ってしまったらもっと鮮明に想像してしまい、気分が悪くなり吐いてしまいそうになる。

 

僕はその役員がどの法人の誰だか知っている。その会社がエンターテイメントでみんなを笑顔にしたいと言っているのだから、さらに気分が悪い。

 

ライターと業界紙への提案

 

衰退の一途を辿るパチンコ業界には、「業界を良くしたい」と高い志を持つ方々が多くいる。

しかし彼らの活動によって業界が良くなったというデータを僕は知らないし、良くなったと感じたこともない。

勘違いして欲しくないのだけれど、ここでいう「彼ら」とはライターや演者のことを指していて、日工組を設立した中島氏や、パチンコ店の組合組織の強化に尽力された水島氏、水島氏とともにパチンコ業界の発展のため全国を行脚した元警視総監の田中栄一氏など本当に業界のために活動された方々を指しているわけではない。

そして、この意味を持たない文字を並べただけの抱負は表現の自由を失った業界紙にも言える。

どの媒体も業界の悪事を見て見ぬ振りし、上澄みの綺麗な部分だけ、慎重に、そして過大に伝える。読んでいるこちらが恥ずかしくなるほど業界を持ち上げる様子は、一種の宗教のように思えて気持ち悪い。

 

そんなライターと業界紙に「業界を良くする」ための提案がある。

僕は業界を良くしたいとは思っていないが、良くなって欲しいとは思う。

そしてゴルフクラブで顔を傷つけることは良くないことだと知っている。

だから、こういう「業界の悪」を告発してくれないだろうか。

お話した傷害事件の被害者は泣き寝入りしているので、犯人を告発し、被害者やその場にいた人間、そして被害者のご両親に取材し、「なぜ防げなかったのか」というテーマで彼らのリアルな想いを伝えて欲しい。

そういった活動が盛んになれば、抑止力になり、警鐘を鳴らせるではないだろうか。

少なくとも、今の活動よりかは業界を良くできると思う。

僕はそのためだったら面倒くさくない範囲で協力するよ。

 

この件に関して僕は告発なんてしないよ。

こんな重い告発なんて怖くてできないし、そもそも業界を良くしたいとも思っていないのだから。

 

言葉すら感じさせられない

 

なぜ営業マンはその場から逃げ出すという選択ができなかったのか。

その場にいた人はなぜ止められなかったのか。

スイングした役員は思い通りの結果になって笑っていたのだろうか。

考えれば考えるほど、理解できないことが多すぎて嫌な気持ちになる。

このような事件が二度と起きないようにするためには、何ができるのだろうか。

考えたけれど、僕はその答えを思いつかなかった。

「ライターと業界紙が抑止力に…」と書いたけれど、法治国家のこの国で、法律という抑止力があったにもかかわらず、今回の事件が起きている。

法律ですら抑止力の効果を持たないのだから、ライターと業界紙では抑止力になるどころか、抑止力という言葉すら感じさせられないと思う。

 

悔しいけれど、僕たちは何もできない。

 

このコラムを書いた人

赤坂akane
Twitter:@NGOK_akane 

業界のルールを正すため、様々な告発を請け負う告発請負人。
言いにくい立場の方の代わりに告発を請け負い、独自調査で確たる証拠を突きつける。
悪事を裁いて自己満足に酔いしれる無責任な平和主義者であり、ロマンチストなリアリストでもある。

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