違法なオンラインカジノ利用の防止策を巡り、政府は2026年9月30日、関係省庁の会議で官民対策の効果検証を進める方針を決めた。読売新聞によると、検証は10月中に始め、来春にも結果を公表する見通し。現行対策が不十分と判断されれば、カジノサイトへの接続を強制的に遮断する「ブロッキング」を本格検討する方向だという。
10月から検証、来春に結果公表の見通し
効果検証では、対策の結果として次の点などを確認するとしている。
- オンラインカジノを利用する人や、日本から利用できるカジノサイトが減っているか
- オンラインカジノが違法だとの認識が高まっているか
一般向けアンケートなども用い、検証作業は内閣官房・総務省・警察庁が担う。9月30日の会議には約10省庁が参加したと報じられている。
昨年以降の防止策と警察庁の推計
政府は昨年以降、カジノサイトへ誘導するSNS投稿を違法として削除できるようにしたり、日本からの接続を拒否するよう海外の関係国に要請したりするなどの対策を進めてきた。
警察庁が2025年3月に公表した実態調査では、オンラインカジノの経験者が国内で約337万人、年間の賭け金総額が約1.2兆円に上るとの推計が示されていた。政府は過去の調査結果と比較し、取り組みの効果を調べる方針だ。
ブロッキングは「排除せず検討」が前提
ブロッキングを巡っては、総務省の有識者会議が2026年7月、現行対策の効果を十分に検証した上で、選択肢として排除することなく検討するよう求める報告書をまとめている。今回の検証はその前提になる動きとみられる。
出典:読売新聞オンライン(2026年10月1日)
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