赤坂akane

僕と理事長とジャグラーと嘘と本当[赤坂の業界解体新書#1]

パチンコ業界は知っている情報ひとつで見える景色が変わるんだ。

情報が刺激的なほど景色は黒く映るし、高い中毒性をもっている。

この業界で長年勤めている人はこの中毒性に依存した業界依存症だと勝手に思っている。

僕も業界依存症のひとりだから、同じパチンコ業界を見ているはずでもピュアなあなたとは見えている景色が違うんだ。

そして、今回書くコラムはあなたの見える景色をちょっとだけ変えるお話。

 

大阪等価禁止令発令の裏側

 

10年近く前になるけれど、当時の僕は日工組理事長を務められたお方と遠からず、決して近くない距離にいたんだ。

数年に一度食事に行くくらいの決して近くない距離。勘違いして欲しくないけれど、僕はそのことを自慢したいわけではないよ。ただ事実を言っているだけ。

 

そして今回のテーマはこの事実が大切なんだ。

なぜなら、僕の話に信憑性を感じてもらえないと、このコラムは景色を変えるどころかただの妄想話になってしまう。

妄想と思われても構わないけれど、やっぱりそれはちょっと寂しい。

 

話を戻すよ。その方はあまり業界の話題を話したがらないから顔を合わせるときは世間話が大半。けれど、たまに話してくれる業界話は刺激が強い。

これから話す大阪等価禁止令の裏側のお話も刺激が強い話のひとつ。

その方曰く、大阪等価禁止の背景にはホール関係者であるDさん(人名)という方が大きく関係しているらしいと教えてくれた。

詳しく話を聞くと、Dさんが大阪府警に等価を禁止するように働きかけたという内容だった。

 

大阪はもともと低価交換が主流の地域で、その営業でうまく成り立っていた。

しかしある法人の参入で高価交換または等価交換が主流になってしまった。

その法人の名は業界のリーディングカンパニー「マルハン」だ。

マルハンが大阪に出店を始めてから、地場で頑張っていたホールは苦戦を強いられた。

誤解しないで欲しいのだが、僕はマルハンが悪いと言っているわけではないよ。

マルハンに対抗できなかったホールに問題があり、本来であれば淘汰されるべきホールが多くあった、と言っているのだ。

しかし、そういったホールを守るために暗躍したのがDさんで、それが非等価というルールだった。

つまり、この等価禁止ルールの背景には地場のパチンコホールを守る目的があったのだ。

 

新しくルールが決まる時、その背景には誰かの思惑がある。

そしてそのルールは、多くの場合ルールを決めた者に有利にはたらくのだ。

次のお話もそんなルールの裏側が気になるお話。

 

ジャグ撤去は数年前から…

 

6号機になり、ジャグラーのようなスペックが出せなくなった。

ジャグラーガールズが期限切れで撤去されているように、これから徐々にジャグラーが市場から姿を消すことなる。

しかし、僕はジャグラーがなくなるということを4年ぐらい前から教えてもらっていた。

 

撤去される理由は、カジノのスロットマシンとパチスロとを差別化するため。

どういうことかと言うと、ギャンブル(カジノのスロットマシン)と娯楽(パチンコ・パチスロ)の違いは技術介入要素があるかどうかがポイントとなっている。

運に頼ったゲーム性をギャンブルとし、技術介入によって遊ぶことを娯楽と定義している(法律的には他にも理由があるけれど、今回は無視)。

パチンコやパチスロで遊ぶことを「遊戯」と言わず「遊技」という言葉を使うのはそのためだ。

つまり、来るべき日本カジノに備えてパチスロとカジノのスロットマシンを区別する必要があり、区別するためにはパチスロに技術介入要素が必要不可欠で、ジャグラーは技術介入度が極めて低いから全撤去というロジックだ。

これを聞いて不思議に思う読者は多いと思う。

 

ジャグラーにはチェリーを狙う技術介入があるし、ベルやピエロも技術によって揃えられたり揃えられなかったりする。

ジャグラーにはしっかりとした技術介入があるではないか、と。

その通り。だから、ジャグラー全撤去の話を聞いてから数年以上経ってもジャグラーが撤去される気配はなく、さすがに技術介入うんたらの理由では無理があったのだろうと、思っていたんだ。

けれど、誰かはわからないがどうしてもジャグラーを撤去させたかったのだろう。

6号機という絶対的なルールができてジャグラーは予定通り全撤去を余儀無くされている。

では、誰がこの6号機のルールを作ったのだろうか。このルールはどのメーカーにとって有利にはたらいているのだろうか。

 

僕は推測が苦手だからどのメーカーの思惑なのか皆目見当もつかない。

けれど新しくルールが決まる時、その背景には誰かの思惑があり、そのルールは多くの場合ルールを決めた者に有利にはたらく。

だって自分で自分を苦しめるようなルールなんて作らないもんね。

 

何が本当で何が嘘なのか

 

果たしてこのコラムはピュアなあなたの見える景色を変えることができたのだろうか?と聞いてみたものの、君の見える景色が変わろうが変わろまいが僕はどっちでもいいし、たいして興味はない。

けれども、もし「変わった」という方がいたのであれば、あなたはやっぱりピュアだ。

 

大阪等価禁止の裏話を思い出して欲しい。日工組理事長を務められたことがあるほど業界に精通した方でも、その話をされる時「らしい」という言葉が付いている。

「Dさん(人名)という方が大きく関係しているらしい」と。

どんなに業界に精通していても、やっぱり真相は当事者しかわからないし、そういった情報は本人が話さない限り公には出ない。

何が言いたいのかというと、誰かが力強い言葉で何かを語ったとしても当事者でない限り、その文末には「らしい」と言う言葉がつく。

 

ましてやどこの誰かもわからない僕の話しを信じるなんてあなたの嘘を見分けるセンサーは大丈夫なのだろうか。

このコラムの話が嘘か本当かなんて僕にしかわからないし、僕はその答えを言わないよ。あはははは。

 

このコラムを書いた人

赤坂akane
Twitter:@NGOK_akane 

業界のルールを正すため、様々な告発を請け負う告発請負人。
言いにくい立場の方の代わりに告発を請け負い、独自調査で確たる証拠を突きつける。
悪事を裁いて自己満足に酔いしれる無責任な平和主義者であり、ロマンチストなリアリストでもある。

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