パチンコ・パチスロメーカーの平和は2026年10月1日、持株会社体制へ移行した。従来の株式会社平和は商号を株式会社平和ホールディングスに変更し、新設した100%子会社の株式会社平和が遊技機事業を承継する。上場は維持される。
アミューズメントジャパン(P-WORLD転載)が10月2日に報じた。移行自体は同年5月13日付の適時開示で、効力発生日を10月1日予定として公表されていた内容が、予定どおり実施された形だ。
何が変わったのか(商号と事業会社)
構成は次のとおり。
- 上場親会社:株式会社平和ホールディングス(旧・株式会社平和)
- 遊技機事業の承継会社:新設の株式会社平和(100%子会社)
- 方式:簡易新設分割(会社法上、株主総会承認を要しない類型)
平和HDの社長にはアコーディア・ゴルフ前社長の三好康之氏、新設の遊技機事業会社・平和の社長には旧平和社長の嶺井勝也氏が就いた、と業界紙は伝えている。
出典:Amusement Japan(2026年10月2日) / P-WORLD転載
5月の適時開示で決まっていた内容
東証への適時開示(2026年5月13日)では、効力発生日を2026年10月1日(予定)とし、遊技機事業に関する権利義務を新設の株式会社平和へ承継させると説明されていた。目的は『中期経営計画2027』の「グループ収益の最大化に向けた基盤づくり」のもと、グループ全体の戦略機能と各事業の執行機能を分離し、役割と責任を明確にすること、としている。
持株会社側は長期の経営戦略策定、M&Aや新規事業開発、経営資源の配分を担い、事業会社側は事業環境に応じた迅速な展開で収益最大化を目指す、という整理だ。
ゴルフ事業比率が大きくなったあとの再編
業界紙によると、平和グループは2025年1月にアコーディア・ゴルフを傘下に収め、26年3月期の売上高は2581億700万円(前期比77.0%増)。うちゴルフ事業が2306億2400万円(構成比89.4%)を占める。27年3月期は売上高2859億円(ゴルフ2441億円、遊技機418億円)を見込む、との説明もある。
遊技機事業の27年3月期通期計画では販売9.1万台(パチンコ3.8万台、パチスロ5.3万台)を予定し、第1四半期には『L 戦国乙女5 業火を穿つ宿焔の双刃』を2.4万台販売した、と報じられている。
公式の投資家向けページは、移行後の商号「平和ホールディングス」として公開されている。