元サッカー日本代表の本田圭佑さんが会長を務める株式会社PROTOCOLが、パチンコホール向けに「遊技機の分割払いサービス」を展開しています。新台・中古機の代金を3〜5回に分けて支払える仕組みで、手数料率は5〜6%です。
10月21日に業界誌「グリーンべると」が掲載した同社COO・小林寛治氏のインタビューで、仕組みや導入までの苦労が語られました。
【インタビュー 私の道】
本田圭佑氏のもとでパチンコ業界の金融改革に挑む
株式会社PROTOCOL 小林寛治COO— 業界誌「グリーンべると」編集部 (@web_greenbelt) October 21, 2026
出典:グリーンべると「【インタビュー 私の道】本田圭佑氏のもとでパチンコ業界の金融改革に挑む/株式会社PROTOCOL 小林寛治COO」
3〜5回払いで手数料5〜6%、リースと違い所有権はホールに
ホールは「PROTOCOL登録販社」から遊技機を買い、代金をPROTOCOLへ分割で支払います。販社は納品後、PROTOCOLを通じて代金を早めに受け取り、その後の回収は同社が担う流れです。
分割回数は3回・4回・5回の3種類。ホールは購入時の資金負担をならせるうえ、手元資金や借入枠を残しておけます。リースとは違って所有権はホール側にあり、支払いの途中でも台を売却できるとしています。
販社にとっても、長期の売掛金を抱えずに済むのが利点です。サービスは6月1日に正式スタートし、当面は登録販社20社・約500ホールを対象に展開するとしています。
「パチンコ業界向けが一番難しかった」
小林氏によると、いちばんの壁は手数料の水準でした。他業界と同じ条件では使ってもらえず、下げれば採算が合わなくなる。業界関係者からは毎週のように「まだ高い」「これでは業界に広がらない」と言われ、「何度か、もうこのスキームは難しいかなと思いました」と振り返っています。
そこで、パチンコ業界ならではの商流や風適法などの法制度、遊技機取引の実態を調べ直し、ホールの信用力を評価できる審査体制をつくったことが、いまの手数料につながったと説明しています。
手形が減るなか「遊技機を買うならPROTOCOL」を目指す
遊技機の購入では、昔から手形を振り出す商慣習が残っていて、スマスロ・スマパチ導入の資金負担が重なった2023年には、銀行取引停止で倒産するホールも出ていました。
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1: フルスロットルでお送りします : 2023/10/10(火) 15:26:29.64 ID:e52EO パチンコホ ...
インタビューでは、手形取引が縮小するなかで、現金一括や銀行借入、リース以外の選択肢をどう確保するかが課題になっているとしています。小林氏は「少なくとも、遊技機購入時のファイナンスといったらPROTOCOL、というところまでは持っていきたい」と話しています。
ホール経営法人は2025年に1130社となり、10年で半分ほどに減りました。台を買う体力のある法人とそうでない法人の差が広がるなかで、支払いを分けられる選択肢がどこまで使われるかが注目されます。
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PROTOCOLと小林寛治COO
PROTOCOLは2021年1月設立。本田さんは2021年11月、世界中のスタートアップの起業家と投資家をつなぐプラットフォーム「PROTOCOL」の立ち上げを発表しています。現在は株式・融資・債権の3分野で資金調達や財務戦略を支援するファイナンスプラットフォームを開発・運営しています。
小林氏は1995年長野県生まれ。大学在学中の19歳で起業し、営業支援や資金調達支援の会社を経て、2023年にPROTOCOLに参画しました。もともとパチンコ業界とは縁がなかったそうですが、「店舗の外側まで含めて、一つの大きな経済圏がある。それが面白いと思いました」と語っています。