パチンコライター・河原みのり 専門誌制作現場の苦境を語る
2012年に『パチスロ必勝ガイド』初の女性ライターとしてデビューして以来、人気ライターとして活躍してきた河原みのり。数多くのパチンコ・パチスロ専門誌がコンビニの書棚に並んでいるのをみかけた人も多いだろう。全国的な規模でパチンコ店が休業している現在、専門誌の制作現場はどのような影響を受けているのか──。彼女が厳しい現状を語った。
これまで朝はだいたい5時前後に起き、地方での仕事があれば始発の新幹線や飛行機で移動し、パチンコ店にて実戦収録や取材を行う。ある時はひっそりと都内のパチンコ店で誌面の実戦データをひたすら採っていたり、メーカー主催の大きなイベントでファンの皆さんと触れ合ったり……。
オフの日でさえ、独自で新台の調査や打ち込み度を深めたい一心で、われわれパチンコ・パチスロライターは毎日のように実機に触れてきました。
普段はパチンコ・パチスロ情報を掲載している専門誌でライティングも行なっています。もちろん好きが高じてやっている仕事ですので、つらいと思うことはほとんどないですし、むしろ仕事以外の趣味打ちに興じることも少なくありません。
昨今の出玉の制限や、ちょうど4月からのホール内原則禁煙化など、パチンコのユーザー離れが心配される中で、それでもなんとか工夫して楽しんでもらいたいという思いでイチ編集部員として雑誌づくりに参加しています。
そんな矢先、それどころではないトドメのような一撃が降りかかってきました。「新型コロナウィルス」、テレビでも連日その名が囁かれ、耳が痛くなるほど聞き飽きた話題かもしれませんが、残念ながらその勢いは留まるところを知りません。
例外なくパチンコ・パチスロ業界も大きな打撃を受けることとなりました。
緊急事態宣言後パチンコ店は休業、大きなお金が動く業界なだけにその損害は計り知れません。1日、2日休んだだけで潰れてしまうお店も少なくないでしょうし、他業種同様、多くの人を困窮に追い込むのには十分過ぎる未曾有の危機に直面しています。
知り合いが働くパチンコ店も休業、そのまま閉店を余儀なくされると聞きました。家族を持つその主の次の仕事はまだ決まっていません。そして、われわれパチンコ・パチスロライターもまた、もちろんお店が開いていないのでホール実戦はおろか、密を避ける意味でも編集部に集まっての収録すら出来ない状況にあります。
3月頃から不穏な空気になり始め、徐々に仕事量が減っていきました。緊急事態宣言を受けて4月、5月に入っていた仕事はバタバタとキャンセルになり、外仕事はゼロに。
それでも専門誌は出続けるので、内容を変更しての執筆、誌面の実戦記事は、家に持っているスロ機や中古で仕入れた実機で対応しています。付属のDVDに関しては動画を家で自撮りしたり過去のものを再録にしたり、慣れない作業も多く試行錯誤の毎日です。仕事の激減で金銭的な苦悩ももれなくつきまとうでしょう。
<後略>
全文:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a251b27af0c0255e2f966ad86e005e85e422818
仕事なさすぎてパチに逃げたから
引用元: https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1589326322/