ご無沙汰しております、管理人です。
ちょっと前にクリームパンよりメロンパンが好きって事を熱く語った記事を書いたところ、全くPVが取れずご本人には超ひも理論みたいなので鼻で笑われてメンブレして何か書く気を失っておりました。
がしかし、この度「一般社団法人日本iスポーツ機構」という組織が作られ・記者会見を行い、これが私の中で2021年で一番の笑いと感動と期待を持たせてくれたのでぜひとも記事を書きたいと思い、キーボードのJが二日に一回どっかに逝ってしまい打ちにくいノートパソコンで記事を書こうかと思います。
初見の感想は「老兵の挽歌」でした。
とりあえずiスポーツTVの動画を見てくれ!とも思ったけど長いから適当に書くよ
「ささやき女将」こと船場吉兆の記者会見以来にオモシロイと思った記者会見動画ですが27分くらいあって長いのでざっくり概要
- 映像のアスペ比が16:9ではなく4:3のブラウン管テレビサイズというなんとも老人スタンダードサイズかつYouTube画質も480Pというお肌のシワが目立ちにくい粗目の画質
- オンライン記者会見っぽいけど、喋る人はマスクを外してるのはさすが換気性能抜群のパチンコ業界さん(15分以上隣に人がいるので万が一の場合は濃厚接触確定)
- 2020年11月12日に一般社団法人格で「日本iスポーツ協会」(略称)NISを立ち上げた
- 業界活動そのものを目的にした団体ではなく、スポーツというカテゴリで世の中・社会へ発信とにウエイトをおく
- 世の中に成人・男女の広い参加を発信してスポーツ・体力増進等健康、そして社会に元気と笑顔をという思い出iスポーツを発信していく
- iスポーツの概念はパチンコ機(全ての遊技機ではない)の取り付けを一定のルールで競技化してその正確さ、精度とスピード、タイムを競い合うスポーツで、いままでにない概念で新しいチャレンジ
- 「取り付け」「入れ替え」の英訳はインストール(install)でそのiからiスポーツ
- 2021年4月から競技大会を始めたいと準備している
- 競技に参加しようとする場合は「iスポーツ健康アドバイザー」の資格が必要になり、機構はその申込を受付け・資格認定書の発行・iスポーツに触れていただく体験会の案内・トレーニングの手引案内を行い、プロライセンス規約も準備していく
- パチンコ機は50kgに近い重量なのでトレーニング等体力・訓練が必要
- iスポーツ健康アドバイザーは当面1万人を目標に取り組みたい
- 機構はiスポーツ振興に関する研究と開発・選手育成支援をする
- 日本のみならず近い将来には国際的な競技大会の開催を目指して国際的な施策を実行していく
- ロゴはハンマートンカチではなくげんのう・釘ではなく丸釘を採用し、マルは遊技機と人を繋ぎ機構が目指すオリンピックをイメージ
- iスポーツ競技大会を開催していくためには多くの企業にスポンサーをお願いして大会主催者になってもらいたいと思っている
- 競技大会には新しい機種を使えるようにお願いしたい、iスポーツに参加する人の中でパチンコファンになってもらいたいと思ってる
- スタートは理事6名・理事局長1名で始めて、今後業界内外の特にスポーツ関係者・体力増進のアドバイザーを迎えて機構の増員をしたい
- コロナ禍だが競技に参加する人や観覧する人の笑顔が広がればいい
と、代表理事の大原弘氏の話は一旦終わります…
長くなるのでここら辺で一旦言いたいことをまとめたいと思います。
スポーツが存在しないのに機構を立てちゃうやる気MAXおぢぃちゃん!
iスポーツの概念はパチンコ機(全ての遊技機ではない)の取り付けを一定のルールで競技化してその正確さ、精度とスピード、タイムを競い合うスポーツで、いままでにない概念で新しいチャレンジ
iスポーツに参加する人の中でパチンコファンになってもらいたいと思ってる
ツッコミどころをほとんどが占めるこの記者会見ですが、スポーツとして存在してないのにiスポーツ機構を作ってしまう辺りは流石過ぎるかなと。
「ぼくがかんがえたさいきょうのすぽーつ」をパチンコ業界に従事する人のみならず、その他「今後ファンになる人」という非従事者層としか思えない人間にまで波及させるわけですが…
練習なんて出来ないからP業界に入ってクレメンスなおぢぃちゃん!
競技大会には新しい機種を使えるようにお願いしたい
私は業界経験など一切ないのでわかりませんが、競技大会に使う機種を新しくする事でその台が入っているか否か、関わったか田舎で取り付け技術に差が出ないものか?
競技に使われる筐体が真・北斗無双3からの真焔枠だとして、(後で説明があるが)あの左右非対称な機種は取り付け手順的に枠を水平設置したところでおもちゃになる突起物役物を据えたらズレないものなのか?
そもそも、パチンコファンではない人間というより業界に従事していない人間は練習すら無理な環境なわけですが…
筐体より肉体改造するほうが楽だと思っちゃうおぢぃちゃん!
パチンコ機は50kgに近い重量なのでトレーニング等体力・訓練が必要
もはや突っ込むのもあれなんですが、だったら変なのくっつけないで筐体軽くする努力を関係各所に働きかけてくれよと思う人しかいないんじゃないかと…
筐体重くなったから肉体改造しようぜ!って昭和のうさぎ跳び体育世代かなんかの発想かなと思って、ジェネレーションギャップ、カタカナ語が大変そうなので世代間格差を感じました。
浜村通信にでも騙されたのかと思っちゃうおぢぃちゃん!
競技に参加しようとする場合は「iスポーツ健康アドバイザー」の資格が必要
iスポーツ健康アドバイザーは当面1万人を目標に取り組みたい
業界従事者20万人とかって話を聞きましたが、そのうち20人に一人がこの資格を取るというのは、一般社団法人という名の利権団体ではありがちでアレです。
資格取得の研修に5000円・認定に5000円取れば1万円、1万人で1億円のお金が動くわけですから、なれるものなら私もいっちょガミしたいくらいオイシそうな話です。
上記のスキーム自体は誰でも考えられそうですが、あの技能五輪レベルの台設置をスポーツと称す事や、資格認定しないと競技に出れないという点などを考慮すると、数年前から国際カジノ研究所所長の木曽崇氏と水面下の更に下で争ってた浜村通信さんの考えたスキームな感じがします。
浜村通信(浜村弘一)さんとは、元週刊ファミ通の編集長で現在は株式会社KADOKAWA常務取締役かつに一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)の副会長。
わりとトンデモおじさん(現おぢぃちゃん)なんですが、それを彷彿とさせるのが今回のiスポーツでした(長くなるのでeスポーツとiスポーツの比較云々に関しては後述します)
iスポーツのレギュレーションらしいです・・・これが・・・
※先程の続きから再生する様になってます
右側にいたナイスなおぢさんのお話まとめ!
- iスポーツは枠を取り付ける際の時間・正確性を競い合うスポーツ(さっきのおぢぃちゃんは新台云々言ってたけど??)
- あえて、電動ドリルや傾斜機は使わない(技能五輪顔負けのスペックダウン)
- 古来からの道具、げんのう・長さ65mmの丸釘・釘抜き(バール)・下げ振り(台枠の傾斜を見る)の4つを使う
- 道具の優劣で差が出てはいけないので、NiSで当面は道具指定
- 評価項目はスピード・打ち付け精度・面精度・傾斜精度・印象点(パフォーマンスとしての釘打ち・手数の少なさ・釘の頭の歪み)で50点満点で決める!
古来から使われてきた道具を使う意味よwww
電動ドリルや傾斜機(スラント)を使わない、曰く「古来から使われてきた道具」を使う意味ってなんなんだろうか?
こんな事を無理やり競技化して参加したい人はいるのだろうか?
先程も書いたが技能五輪という物も存在していたり、大企業レベルになるとレジ打ち袋詰ですら企業内で全国大会がある昨今、現代でクソの役にも立たない古来( )の道具を使ってまで競技性を見出す必要があるのだろうかというのは甚だ疑問だったりします。
もちろん、工業高校などでは釘を打つことや下げ振りの使い方の指導もありますが、それは有事の際に電力や道具がなくてもなんらかの対処が可能な技術(という建前の教員や資格のアップデート不足)だったりします。
果たして、電力が足りない状況で遊技機を据え付ける事に何の意味があるのか、教えてほしかったりします。
地獄の質疑応答時間で質問すらしない業界誌の奴ら全員クビ切れよ
質疑応答から始まります↓
暇すぎて退屈・笑いすぎてまともに話せない、それはわかりますが、流石にこのツッコミどころ満載の組織・会見をオンライン視聴してて質問が出ない業界誌の人はいないかと…
せめて「大会賞金は~」という、参加人口増えるようなアシストくらいすべきではないか?
私だったらまずそれを聞きますし、答え方次第ではこの組織やiスポーツそのものが破綻するバルスくらいの呪文だったりします。
いや、むしろこの会見に参加して質問したかったくらいです。
eスポーツブームに乗っかろうと画策したパチンコ業界さん
「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。
先述した一般社団法人日本eスポーツ連合さんからの引用です。
ざっくり言えば、テレビゲームやPCゲーム・スマホゲームに競技性を加えたものを定義してるらしいです。
私も、JeSUの登録競技になってるCODやR6Sなどはやりましたが、まず成り立ちからしてゲームありき→大会が開かれる→上手い人が現れる→競技として成立という歴史があったりします。
歴史ある日本タイトルでいうと、ストリートファイター・ぷよぷよ・パズドラなどもJeSUの競技だったり。
という点で分かるとは思いますが、身内レベルでの争い→ゲームセンター等を介しての地区予選みたいなとこから派生しての現在のネットゲームでの対戦となり、iスポーツ機構が考える「おれたちのかんがえたさいきょうのすぽーつ」というとってつけたようなマイクラもビックリの古来の道具を使うスポーツという名の労働の成り立ちとは全く異なってます。
もちろん、現在のパチンコホールに設置される台設置にはホール関係者や販社・中古企業社諸々が関わって成り立ってるのはわかりますが、その作業を謎の団体の意図によってトレーニングしたり再現したり、そもそも「古来の道具」とかいう非現実性をもたせた競技性で争う気になるのでしょうか?
大工の源さん育成講座かなとすら思える。
現実的なとこで言えば、本当に技能五輪レベルと言ってしまってもおこがましいのではないかと。
工場製品が施工側の事を考えてない(重量化)結果生まれた、なんて業界的には恥ずかしくて言えなさそうですし。
と、そんなこんなですが、競技者側はiスポーツをする上で賞金を受けれるのでしょうか?
2021年初頭現在で、世界で一番優勝賞金が高かったのが236億3800万円のDota2というゲームの大会。
国内ではPUBG Mobileの大会で3億円です。
スマホ操作で3億円ですので、古来からの道具をわざわざ使うiスポーツでいくら貰えるのか見ものです。
スポンサードして新台設置させたら賞金出せない可能性
ここら辺ばかりは日本の関係省庁の見解、更には裁判所の判例次第になってしまいそうですが、代表理事の大原さんが言ってた「新台を使って競技したい」の一言ですが、eスポーツの文化では「ゲームの発売元が大会賞金の提供すると10万円を上限として商品価額の20倍を超える賞金の提供が禁止」とされてきてました(景品表示法)
簡単に言えば、カプコンから出ているストリートファイターについてはカプコンが賞金提供すると最大10万円までしか出せないと。
この辺を出来ると言い張ったJeSUの浜村氏と出来ないといいはった国際カジノ研究所所長の木曽氏が数年に渡って諸々しているのですが…
新台を提供した場合、そのメーカーは賞金を出せるのか?他メーカーは出さなそうですし、この辺で結構シビアだったりするんじゃないかと。
パチンコ業界には業界団体というちょうど上手いこと出来そうな団体もあるので、その辺の回避は出来るのかな?とちょっとだけ期待はあります。
選手寿命と引退後というスポーツの最大のデメリットへの配慮
そもそも専業でiスポーツ選手をしよう!と志す人すらいないと思うのですが(あの設置手順が出来る環境を自宅周辺に完備できないので)選手として寿命を迎えたらどうするのでしょうか?
賞金に関して一切の告知がない現状なのでiスポーツ選手として生計を立てるという概念すらおぢぃちゃん達にはないのかもしれませんが。
会見の中でインストラクター云々という話がありましたが、それはパチンコ演者さんより稼げるレベルに回数や単価が良いものなのか?結構疑問だったりします。
いくら古来からの道具で速くて上手くても、マキタの電動ドリル使われたら台設置の技術で負けるんじゃないか?とすら…
では見てみましょう、iスポーツ機構の理事達
代表理事
大原 弘 <株式会社JYB 代表取締役>
副代表理事
小澤 一郎 <合同会社システム遊 代表>
理事
室橋 一登志 <全日本剣道連盟教士七段>
理事
原澤 忠 <公益社団法人日本ビリヤード協会B級ライセンス選手>
理事
鎌形 功岐 <株式会社クロート 代表取締役>
理事
児玉 竜太郎 <株式会社プレイグラフ社 代表取締役>
事務局長
石本 和大 <株式会社入替屋 経営戦略室室長>
ここでもツッコミどころを用意してくれてるのは、さすがエンタメ業界の人だと思いました。
剣道とビリヤードがいるのに、建設業とか道具屋さんのマキタがいないというのは…
とりあえず、剣道とビリヤードの理事が台設置してるとこ見たいですね。
副理事の小澤さんの会社は未だに釘の実践研修とかしてるみたいですが、いったい何の研修してるのか???
まとめ:iスポーツ機構を応援します!!!
おぢぃちゃん達が頑張って知恵を絞って生み出した競技ですので、私は応援したいと思います。
あんなに真面目に会見してるのに笑えてくる、そんな組織はなかなかなかったりします。
とりあえず、印象点の評価員には牙狼ハンマーのおぢぃちゃんを迎え入れていただけたらと思います。
目指せ競技人口1万人wwwwwwwww