SANKYOは2026年11月5日、2027年3月期第2四半期(2026年4~9月)の連結決算を発表しました。売上高は810億円(前年同期比19.3%減)、営業利益は273億円(同30.0%減)で、パチンコ機の販売台数が前年同期の16万台から10万5,094台に減ったことが響きました。
一方でパチスロ機は販売台数4万6,128台(同12.7%増)、営業利益114億円(同70.5%増)と伸び、通期の業績予想は据え置かれています。
一次資料:SANKYO IR情報「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信・決算説明資料」(2026年11月5日)
業界誌の報道:P-WORLD「SANKYO、中間決算は減収減益 パチンコ機販売台数34%減も通期計画に対しては概ね順調に進捗」
SANKYOの中間決算は売上高810億円で19.3%減、営業利益は273億円
2027年3月期の中間期(2026年4月1日~9月30日)の連結業績は次のとおりです。単位は百万円で、%は前年同期比です。
| 項目 | 2027年3月期中間 | 2026年3月期中間 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 81,025 | 100,409 | 19.3%減 |
| 営業利益 | 27,307 | 39,038 | 30.0%減 |
| 経常利益 | 28,428 | 39,949 | 28.8%減 |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 20,499 | 28,773 | 28.8%減 |
売上構成はパチンコ機関連事業が61.7%、パチスロ機関連事業が31.0%、補給機器関連事業が7.1%です。補給機器関連事業の売上高は57億円(同28.6%減)、営業利益は3億円(同46.7%減)でした。
パチンコ機は10万5,094台で34.4%減、ガンダムSEEDは2万台以上を販売
パチンコ機関連事業の売上高は500億円(同33.2%減)、営業利益は194億円(同44.8%減)でした。販売台数はSANKYOブランドが6万1,997台、Bistyブランドが4万3,097台です。
| 項目 | 2027年3月期中間 | 2026年3月期中間 |
|---|---|---|
| 販売台数(合計) | 105,094台 | 160,286台 |
| SANKYOブランド | 61,997台 | 112,488台 |
| Bistyブランド | 43,097台 | 47,798台 |
| 売上高 | 500億円 | 748億円 |
| 営業利益 | 194億円 | 353億円 |
主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「eフィーバーキン肉マン」(2026年4月)、「eフィーバー機動戦士ガンダムSEED クライマックス」(同8月)、Bistyブランドの「e東京喰種 超デカ 超一撃 ver.」(同6月)、「eアサルトリリィ」(同9月)です。ガンダムSEEDは2万台以上を販売し、高稼働を維持している「東京喰種」シリーズ2機種は増産対応を行いました。
通期計画の販売台数22万5,500台に対して、上期の進捗率は46.6%です。SANKYOは市場について、「LT3.0プラス」搭載機の導入が進んだものの市場全体の稼働改善には至らず、パーラーが新台導入に慎重な姿勢を続けていると説明しています。
パチスロ機は4万6,128台で12.7%増、営業利益は70.5%増の114億円
パチスロ機関連事業の売上高は250億円(同44.7%増)、営業利益は114億円(同70.5%増)でした。SANKYOブランドが3万5,704台と前年同期の約3.6倍になった一方、Bistyブランドは1万424台で前年同期の3万870台から減っています。
| 項目 | 2027年3月期中間 | 2026年3月期中間 |
|---|---|---|
| 販売台数(合計) | 46,128台 | 40,912台 |
| SANKYOブランド | 35,704台 | 10,042台 |
| Bistyブランド | 10,424台 | 30,870台 |
| 売上高 | 250億円 | 173億円 |
| 営業利益 | 114億円 | 67億円 |
主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「Lパチスロ からくりサーカス2」(2026年7月)、「Lパチスロ 彼女、お借りします」(同9月)、Bistyブランドの「Lパチスロ 機動戦士ガンダムユニコーン 覚醒DRIVE」(同4月)の3タイトルです。「からくりサーカス2」は2万台を超える販売実績になりました。
通期計画の販売台数12万7,000台に対する上期の進捗率は36.3%にとどまっていて、SANKYOは下期の課題に「パチスロ機販売台数の積み上げ」を挙げ、新規5タイトルの投入を予定しています。型式試験の適合率は低水準が続いており、今後の投入タイトル数に影響する可能性があるとも説明しています。
パチンコ市場は約37万台で15.3%減、パチスロ市場は約35万台で14.6%増
SANKYOは決算説明資料で、2026年4~9月の市場全体の販売台数についても推計を示しています。
| 市場 | 2026年4~9月 | 前年同期 | 前年同期比 | 2026年度の予測 |
|---|---|---|---|---|
| パチンコ | 約37万台 | 44万台 | 15.3%減 | 70万台 |
| パチスロ | 約35万台 | 31万台 | 14.6%増 | 75万台 |
数字はいずれもSANKYOの推計です。パチンコは2万台以上を販売したタイトルが3つ、パチスロは4つだったとしています。パチンコ機は2026年11月以降に「通常時フラグ」搭載機が登場し、新しい4つのカテゴリ表示も始まるため、市場の活性化につながることをSANKYOは期待しています。
-
-
パチンコ「通常時フラグ」とは?何が変わる?最大10状態・4カテゴリ・牙狼13「玖千ノ宴」まで総まとめ
2026年に発表されたパチンコ新機能「通常時フラグ」とは何か。最大10個の通常状態、移行契機、ツラヌキとの違い、4つの新カテゴリ、e牙狼13の「玖千ノ宴」まで、当サイトの関連記事と業界発表を時系列で整理します。
通期予想は据え置き、下期は妖怪ウォッチ・ゴジエヴァ・シンフォギア5を投入
2027年3月期通期の連結業績予想は、2026年5月13日の公表から変更がありません。
| 項目 | 通期予想(百万円) | 前期比 | 上期の進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 174,000 | 2.9%減 | 46.6% |
| 営業利益 | 56,000 | 10.4%減 | 48.8% |
| 経常利益 | 58,000 | 9.4%減 | 49.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 40,000 | 14.4%減 | 51.2% |
下期のパチンコ機は、11月に「eフィーバー妖怪ウォッチ」、12月に「eゴジラ対エヴァンゲリオン~WIND BURST~」、2027年1月に「eフィーバー戦姫絶唱シンフォギア5 超デカ×スマートスタート」を投入する計画です。ゴジラ対エヴァンゲリオンとシンフォギア5は、新しいゲーム性の「通常時フラグ」搭載機として案内されています。なお、販売予定タイトルは現時点の計画で、変更される可能性があるとしています。
-
-
「eフィーバー妖怪ウォッチR」初打ち評価まとめ!「ゴミ台」「転落式の一番悪いとこ」と酷評、初日から2000ハマりや即落ちの報告も
1: フルスロットルでお送りします : 2026/10/25(日) 02:00:56.16 ID:vr1D6B+b0 ス ...
配当は中間配当金が1株あたり50円(前期は45円)で、2027年3月期の年間配当は100円の予想です。2026年8月に配当方針を変更し、連結配当性向を従来の40%から50%に引き上げたほか、連結純資産を基準にした「DOE5%」を新たに導入しています。
2026年9月30日に子会社化したA-gonは、SANKYOグループの新ブランドとして展開し、SANKYO・ビスティ・ジェイビー・A-gonの4ブランド体制になります。
-
-
SANKYOがA-gonを完全子会社化!議決権100%で新ブランドとして展開へ
SANKYOがA-gonの全株式600株を取得し完全子会社化。新ブランドとして展開する方針、株式取得日、取得価額が非開示である点、A-gonの直近業績・歴代機種、今後の焦点を公式IRをもとに整理します。