酒飲んだ後パチンコ屋へ車で行く途中、87歳の女性をはね死亡させた県職員へ実刑2年

２０２０年２月、岩手・釜石市で飲酒運転をして８０代の女性をはね死亡させたとして道路交通法違反などの罪に問われている県職員の男の初公判が開かれ、検察は懲役３年６ヵ月を求刑した。

道路交通法違反と過失運転致死の罪に問われているのは、県水産技術センターの元・利用加工部長　田老孝則被告（５６）。
起訴状などによると、田老被告は２０２０年２月１６日の午後７時ごろ、釜石市新町の市道で乗用車を飲酒運転し、当時８７歳の女性をはね死亡させたとされている。
４月１５日の初公判で田老被告は起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で「自宅で酎ハイ１缶（350ml）と焼酎１合半を飲んで乗用車を運転し、買い物とパチンコに出かけた」と説明した。
田老被告は被告人質問で「去年も２回ほど近い距離を飲酒運転した。今回もそこまで酔っていないと高をくくってしまった」と謝罪した。
裁判は検察が懲役３年６ヵ月を求刑し、弁護側が執行猶予付き判決を求め、即日結審した。
判決は５月１１日に言い渡される。

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