中古パチンコ・パチスロ機の卸売りなどを手がけていたテールRC株式会社が、2026年10月21日付で東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた。
業界媒体の遊技通信によると、負債は債権者約29人に対して約1億9700万円。2026年8月末には事業を停止していたという。
裁判所公告を整理した公開データでも、同日付の破産手続開始と事件番号が確認できる。
当サイトでは、これまでにも遊技機販売会社の破産も取り上げてきました。
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テールRCの破産手続開始決定で分かっていること
公開されている裁判所公告の整理データによると、テールRC株式会社は10月21日、東京地裁から破産手続開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第7543号。
JC-NETの報道では、破産管財人は高松和彦弁護士。債権届出期間は11月18日までで、財産状況報告集会などの期日は2027年1月22日午前10時とされている。
現時点で確認できるのは破産手続が始まったという事実であり、取引先ごとの影響や債権の回収見込みまでは明らかになっていない。
新台・中古台販売から設置、点検、運送まで展開
テールRCの公式サイトには、パチンコ・パチスロの新台販売、中古台販売、関連機器販売のほか、倉庫保管管理、設置・点検、運送、書類作成提出代行を営業内容として掲載している。
遊技通信によると、同社は2007年設立。ホールや同業者から仕入れた中古遊技機の卸売りを主力とし、一部では新台も扱っていた。また、スニーカーなどのアパレル用品をECサイトで販売していたという。
年売上高は2023年7月期の約13億3100万円から、2025年7月期には約7億5000万円へ減少。単純比較では2年間で約44%減ったことになる。
事業停止は2026年8月末、詳しい影響は続報待ち
遊技通信は、パチンコ・パチスロ業界の不振による販売先の減少に加え、事業の立て直しを模索する中で主力従業員が退職し、事業継続が難しくなったと報じている。
ただし、これは民間信用調査機関をもとにした報道内容であり、個々の要因が破産にどの程度影響したかを外部から断定することはできない。
同社は8月末に事業を停止したとされる。今後は破産手続の進行と、取引先や中古遊技機流通への具体的な影響について追加情報を待つことになる。
相次ぐ遊技機販売会社の破産、中古価格の下落も
遊技機の販売会社が破産する例は、これまでにも続いています。鹿児島のアゼストは負債約3500万円で破産開始決定を受け、ASKとアスカ企画も自己破産の方針が報じられました。
中古卸の売上は、ホールの入れ替え需要に大きく左右されます。店舗数が減れば販売先そのものが減り、ホールの資金繰りが厳しくなれば購入台数も絞られます。
新台の中古価格の下落も目立ちます。10月5日導入の「Lパリピ孔明」は稼働貢献2週で終わり、中古価格は3万4000円まで下がりました。仕入れた台が売れる前に値崩れすれば、在庫を抱える卸にとっては大きな負担です。
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出典:遊技通信「テールRCが破産手続き開始決定受ける(東京)」(2026年11月1日)
参考:東京地方裁判所の破産手続開始決定一覧/テールRC株式会社公式サイト/JC-NET(2026年10月30日)