パチンコホール大手のダイナムジャパンホールディングスが、食品・日用品を景品にしたスーパーマーケット型クレーンゲーム「クレーンマート」を展開している。ITmediaビジネスオンラインが2026年9月26日に特集し、Xでも現地の混雑報告が広がった。
1号店・大阪泉佐野店はクレーン160台規模で、開業初日に500人超が列を作ったという。閉店ホールの跡活用と、普段ゲーセンに行かない層の取り込みが同時に見える業態だ。
クレーンマートとは何か
ITmediaによると、クレーンマートはカップ麺・菓子・飲料に加え、野菜・果物・卵なども景品にするクレーン専門店。運営はダイナム子会社のネクストプレイズが担う。
- 1号店:大阪泉佐野店(2026年6月20日開業・160台/うち152台が1プレイ100円、子ども向けミニクレーン8台が10円)
- その後:愛知一宮店、富山上冨居店(いずれも8月開業)
- 約2カ月で3店舗まで拡大
価格設定についてダイナムは、「日常の楽しみとして立ち寄っていただける価格」「ミニクレーンはお小遣いの範囲で遊びやすく、親子で喜びを共有できる入り口」と説明している(ITmedia掲載)。
出典:ITmedia「パチンコのダイナムがクレーンゲームに参入 160台の店で分かった『意外な客層』」(2026年9月26日)
客層が想定を超えた理由とホール跡地活用
同特集では、来店客が想定のファミリー・主婦層だけでなく、若年層・カップル・シニアまで広がったと報じている。ダイナム側は、食品・日用品を主軸にしたことで「何が獲れる店か」「家族でどう楽しめるか」が伝わりやすかった、と分析する。
強みとして挙がるのが既存ホール物件の転用だ。愛知一宮店は「夢屋一宮店」跡地。パチレビュー(@pachireview)は店舗データとの住所照合で、泉佐野店・富山上冨居店もそれぞれ旧ダイナム店舗と同じ住所だったとし、「3店舗ともホール跡地」と指摘している。
【ダイナムもクレーンゲームへ。3店舗ともホール跡地でした】 パチンコのダイナムが、スーパーマーケット型のクレーンゲーム「クレーンマート」を3店舗まで広げています。景品はカップ麺やお菓子、野菜に卵。6月の1号店オープン日には500人以上並んだそうです。 記事では一宮店が「夢屋一宮店」の跡地とだけ書かれていますが、残り2店の住所をうちの店舗データと照らしたら、泉佐野店は「ダイナム大阪泉佐野店」、富山上冨居店は「ダイナム富山上冨居店」と同じ住所でした。3店舗ともホール跡地でした。
— パチレビュー (@pachireview) September 26, 2026
運営面では、台ごとの売上・景品獲得数・原価を見ながら調整するなど、ホールの数値管理をクレーンに応用している点も特集で触れられている。一方で、食品の賞味期限管理や物流負荷はホール経験だけでは補いきれない課題だったという。
現地X「祇園祭か?」級の集客報告
つるつる(@hirochi1228)は9月27日朝、家族でクレーンマートを視察した感想を投稿。「祇園祭か?というくらいの集客に脅威を覚えた」としつつ、楽しんできたとも記している。
おはようございます。 昨日はダイナムが営む倉庫系ゲーセン「クレーンマート」に家族で敵状視察。祇園祭か?というくらいの集客に脅威を覚えた53歳。 そして、しっかり楽しんできた53歳。 写真はMG初代キュベレイ。 当時ハマっていた、操縦するキャラクターの個性を投影する、という作り方。
— つるつる (@hirochi1228) September 27, 2026
京一グループの大型店がクレーン専門店へ転換する動き(クレーンプラネット等)とは狙いが異なる。ダイナム側は「普段ゲーセンに行かない人」を意識した食品・日用品軸で、跡地活用の幅を広げている。
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なお、個別の閉店ホール(例:所沢など)が今後クレーンマートになるかどうかは、本稿時点では公式発表を確認していない。跡地利用の断定は避ける。